前日から丹後入り
自宅を出て約3時間
丹後に到着
早速、明日の朝食を仕入れに現地のスーパーへ
ミルクレープとバナナを購入
以前、「スタート付近のスーパーでバナナを買おうと思ったが売り切れてなかった」と言う記事を
読んで、早い目に購入
そして大会選手臨時ガレージへ
かなり大きなグランドだ
まだ車は、ちらほら
そしてココから受付会場までは無料のシャトルバスが出ている
乗ること3分
受付会場へ
前日受付はこの屋外で受付
ここで受付を済ませ、引換にTシャツやゼッケンを受け取る
そして売店やスタートのゲートを確認して
そしてガレージへ戻りコースの下見へ
今回どうしても、コース最難関の「碇高原」を事前に確認しておきたく
車で現地へ
軽自動車のワンボックスでも結構辛い坂道
この坂を明日は、自分の足で走り抜ける予定
頑張らなくっちゃ!
そして、うまいもんやを探して賑やかな国道へ
そして見つけたのが
スシロー
丹後まで来てスシローは、無いよね
もうちょっとネットで調べていたらよかったけど
ご馳走の事なんて考えてなくって
で
食べたのがこれ
お腹ポンポン
食べたら次は、温泉。
これは、カーナビで検索して直ぐにヒット
そしてネットで詳細を調べて時間的にも問題なし、じゃ~その温泉へ
あしぎぬ温泉
マラソンの会場からは少し離れているので、結構すいている
自販機で入浴料金600円を払って
温泉を満喫
この温泉では、食事もできて大会会場からも少し離れているのですいている
来年は、ここでゆっくり時間を過ごしてもいいね
そして
今日の予定は全て終了
あとは
明日の用意を車の中で
終日雨模様で靴の履き替えはあきらめてこの一足だけで
そしてカバンもいろいろ迷った末
カッパを入れて走るため、ランニング用のデイバッグに決定
そして朝ごはんを用意して
今晩は明日に備えて11時頃就寝
午前3時30分に目覚ましをセットしておやすみなさい
・・・・・・・・・・
明け方3時15分に起床
朝食を食べ
着替えて
午前4時
スタート会場へ
レース前だけど
会場は和やかなムード
ここに集まるランナーは皆、100Km先のゴールを目指して走るウルトラランナー
約2000人がまもなく、スタートしていきます
大会の挨拶の様子
スタートの様子
小雨の降る中、午前4時30分暗い中スタート
2013年9月15日日曜日
午前4時30分
天気小雨
真っ暗闇の中
100Km先のゴールを目指し2000人のランナーがスタートして行く
スタート直後
早速上り坂
ここから標高150mまでコツコツ登っていく
しまなみ海道ウルトラマラソンの時は「坂道は歩く」なんて言ってたけど
丹後ではこんなあまっちょろい事言ってたら間違いなくゴールできない
2箇所目のエイドステーション七竜峠展望台到着
スタートから7Kmは、ほとんど上り坂
ここまで53分で走り予定通りのペース
水分のみを頂いて先を急ぐ
11.2Km地点
浜詰駐車場エイドステーションAM5:49通過
だんだん明るくなってきて
沿道では地元の方が、「いってらっしゃい」と暖かく見送ってくれる
12.5Km地点をAM5:57に通過
相変わらず雨がしとしとと降り続き、暑くもなく寒くもなくちょうどいい気温で走りやすい
15Km地点を6:12に通過
ここまでは下り坂で
この先やっと平坦な道がしばらく続く
まだまだ余裕の顔(自分撮り動画)この頃1Kmを5分後半から6分前半で走れていた
21.1Km地点磯辺神社エイドステーションAM6:53到着
ここでは水分とアンパンを頂く
日頃アンパンを買う事はまずない
でもこのエイドステーションで食べるアンパンは格別に美味い
25Km地点河内公民館エイドステーションAM7:17到着
今日は雨だけど、こまめな水分補給は心がけ
VAAMや水をエイドステーションごとに3杯くらい頂いてた
さあ
この先の30Kmエイドには
しまなみには無かった
あれが!
そう
第一関門
スタートから4時間10分以内、午前8:40までに通過しなくてはいけない
午前7:51
問題なく通過、前半で十分な貯金ができたので後半は問題ないだろうと
ここで勘違いを起こす
この頃、1Kmを6分45秒~7分位ペースで走ってる
そして
またアンパン頂いて
出発!
楽しく走れるのはだいたいこの距離まで
この後、完走を目指すか?途中であきらめるか?
心の中でぼちぼち葛藤が始まる
AM7:52
30Km地点 第一関門を通過
32.5Kmを8時10分通過
やっぱり平坦な道は楽チン
7分前後のペースで走れてる
おっと
しまなみではこの歓迎は無かったような?
私設のエイド
中ではおばちゃんが
「ごめんねまにあわへんねん」
なんて言いながら梨を4等分にカットしてくれている
それだけで十分です
いただきます
りんごを皮ごと食べた事あるけど、梨はもしかして始めてかも?
もちろん中心部分の芯つき
その部分は、走りながら草むらに「ポイ」ってしてしまいました
おばちゃんごめんね
35地点AM8:28通過
ここからまたしばらく上り坂
上りきれば、必ず下り坂が来るのはわかっていても
やっぱり辛い
このあたりから上り坂をぼちぼち歩くランナーが目立ってくるが
今回の目標「完全走破」を目指す
私にとっては歩くわけにはいかない
もう直ぐ標高200mの七竜峠展望台のエイドだ
2つ目の山を「走破」
ここから下り坂
実は下り坂苦手なんです
「ごぼう抜き」と言う表現があるけど
僕の場合はその逆
「ゴボウ抜かれ」
上りで一生懸命、歩いているランナーを追い越してきたのに
下りで簡単に抜かされていく
途中42.195KmをAM9:26に通過
AM4:30スタートだから
今回5時間は切れたね
ちなみに前回のしまなみのときは5時間30分位かかっていたから
3ヶ月で30分位短縮できた
でもまだまだ油断は出来ない
しまなみの100Kmは15時間31分でゴール
今回は14時間が制限時間だから
トータル1時間30分以上短縮しないといけないのだ
さあ次のエイドは
お楽しみの
特製うどんのあるエイド
みんな順番並んでうどん貰ってます
ここは食べる時間がもったいなくて
軽くバナナで食べながらスタート
マッサージもしてもらいたいけど
並んでるし、とりあえず
パスして先を急ぐ
45Km地点をAM9:50に通過
この辺りでエプソンのGPS時計に出ている距離と
標識の距離に少し誤差が出てきている事に気がつく
この辺で約1キロ先を走っている事になっている
47.5Km地点AM10:11通過
もう直ぐ半分「頑張れ」と自分を励ます
「給水ポイントまで1Km」のプレート
エイドが全部で29箇所ある為、このプレートもやけに目に付く
48.9Km地点AM10:56通過
後ろから何やら車が近づいてくる
もちろん大会関係車
アナウンスが聞こえてくる
「もう直ぐ、60Kmのトップランナーが通過します。ご注意ください」
しばらくすると
トップランナーが通過
僕が全速力で走っても追いつけないほどのスピードで追い抜かして行く
1歩の歩幅が全然違う
あれは真似できひんね!
と思いつつマイベストでひたすら前へ
あじわいの郷に到着
ここでFBで友達になっているYさんの応援団を見つける
私 「すみません。Yさんのチームですか?」
Yさんチーム「はいそうですけど」
私「FBでは、いつもコメント貰ってますよろしくお伝えください」
なんて会話しながら
はいポーズ
このあじわいの郷は、無意味に上り坂と
どう見てもかなり遠回りをさすコース
無駄な寄り道に感じる
でも晴れていたらきっと綺麗で心和む所なんだろう
56KmエイドにAM11:23到着 スタートから6時間53分
ちなみに、しまなみ海道の時は同じ距離で8時間1分かかっている
この差は、まだ一度も歩いてないことと
エイドのタイムロスを考えて休憩をあまり取ってないこと
例えば20箇所のエイドで3分休憩していると
それだけで1時間のロスになる
丹後は29箇所のエイドがある
休憩は短めでないとゴールがむつかしくなる
とは言え
お腹はすいてくる
ばら寿司を座って食べた
この標識を右に曲がると、このウルトラマラソン最難関「碇高原」の入口だ
60Km地点AM11:54通過
スタートから7時間24分、しまなみと比べて1時間10分以上早い
このペースで行くと
十分制限時間内に完走できる
この大会の良い所は各エイドに必ずトイレがあるところ
前回のしまなみでは、公園などの公衆トイレを主に使っていた
60Km地点AM11:54通過
スタートから7時間24分、しまなみ海道ウルトラ遠足と比べて1時間10分以上早い
ここから上り坂
碇高原牧場まで約10Kmと云うとんでもない距離を登っていく
62.5Km 12:38分通過
まだこの時点で走り続けている「走破」するぞ
km8分後半から10分とかなりペースが落ちてきた
12:50 新中津橋手前エイド
一度上り坂の頂上付近に付く
ここから少し下り坂、少しだけね
それを越えると、最後の上り坂を迎える
昨日車で下見していたので心構えができている
いよいよ
ここから道のりで6Km強高低差で250m近く登っていく
67.5Km地点 13:26通過
ここまで頑張って走ってきたが
とうとう68Km地点で力尽き
歩き初めてしまう
前後、周りを見れば全てのランナーが同じ状況
完全「走破」の目標は達成出来なかったが、まだ大きな目標「完走」の目標は捨てていない
時計を見ながら次の関門の距離とタイムを確認すると
ゆっくり歩いている暇はない
もう少し、もう少しと自分にいい聞かせる
この辺りも雨が降っていて
靴の中までずぶ濡れ
歩くたびに「クチュクチュ」音がして、足の裏がふやけてシワで痛んできた
やはりウルトラは長丁場で想像もつかない痛みが出てくる
今回もロキソニンを持って走っていたが
このピリピリする痛みには効かないことはわかったいる我慢することに
上り坂のほぼ頂上
70Km地点に13:57通過
73.8Km地点の第3関門の締切が14:45だから
後3.8Kmを45分以内に走れば次の関門はなんとか通過できそう
そしてやや下り道をKm/8分~9分で走り
第三関門に到着
足切り10分前に関門通過
ここで始めてマッサージをお願いする
順番待ちとマッサージの時間と水分補給で約10分のロスタイム
だが、大分足が楽になる
この関門で時間がギリギリに場合
ゴールもギリギリになる事を事前にブログで調べて知っていたため
下り坂をダッシュで駆け下りることに
75km地点を14:56に通過し
80km地点を15:33に通過
Km/7分を切るスピード
僕にしては上出来
だが、まだ油断はできない
どころか、ちょっとやばい、走れ、もっと早く足動け
次のエイド87Km地点には16:38の関門がある
84.8Km地点 16:16通過
後、2.2Kmを22分で走らないと通過できない
この辺で葛藤が・・・
今すぐ楽をしたい自分・・・「ここで歩く、そしたらその後バス乗ってゴールに行けるよ」
完走したい自分・・・「頑張れ!ここ来るまで何日練習してきた、あの坂頑張って越えてきたぞ」
今すぐ楽をしたい自分・・・「足の裏痛いぞ、腰も痛いし、もうええやん、もう十分」
完走したい自分・・・「娘になんて言うねん、お父さんあかんかったって言うき?やればできるを見せてやる?どっち?」
できひんよな、諦めるなんて
頑張るしかない
87Km第四関門
無事通過
その寸前、信号待ちもあり関門のタイムとにらめっこ
もちろん写真を撮っている余裕はない
ここのエイドでもう一度マッサージを受ける
そして残りはゴールまで関門はないが、ゴールには18:30という制限時間がある
もう最後の力を振りしぼって走るしかない
後13Km
ここで隣にいたランナーと会話を交わし
もうすぐですね頑張りましょ!
と励まし合う
一歩づつ足を前にだし前へ前へ
17:04 90Km地点を通過
後10Kmを1時間26分で走ればいい
キロ8分10秒以内で行けば、ギリギリゴールできると確信する
そして
長い、長い10Km先のゴールを目指して、ひたすら走る
いよいよ
街中に帰って来た
ゴールも近いはず
最終のエイド98.8Km地点で時計を確認すると
なんと
エプソンのGPS時計が
電池切れでただの時計になっている
そうなんです電池がなくなると自動的にGPS機能が停止して普通の時計としてしか使えなくなるんです
その後は
自分の感覚を信じて走る事とに
そして
沿道の声援を受けて・・・
いよいよ最後の信号を赤で待ち
渡って右に曲がると
ゴールのアーチが見えてきた
2013年9月15日、長い長い一日が終を迎える
18:27、無事制限時間内にゴール
そして・・・
目の前を見ると、友達のTさんがゴール地点で傘を持って出迎えてくれている
Tさん「おめでとう」
この一言で熱いものがこみ上げてくる
前回のしまなみ海道ではここまで感動しなかった
多分、比べ物にならないくらい辛かったと思う
途中で何回も諦めかけたが、自分と葛藤した末、走り続けて本当に良かった
歴史街道丹後100Kmウルトラマラソンよ、来年はもっと成長して来てやるぜ!
感動をありがとうm(_ _)m